ギターリスト、津村和彦さんが御逝去されました…とても残念です。
津村さんの演奏を最初に聞いたのは古澤良治郎さんのCDでした。
デンオンの企画か何かはわかりませんが。
駅3つ離れた電気屋のコンポコーナーでデンオンのミニコンポの試聴用に置いてあったそのCDを、何度も何度も聞きました。
いわゆるジャズ的な音使いのギターを聞くのは初めてだったので、店頭なのにその場を占領してリピートして聞いてました、記憶するに小学校六年生くらいの時。
やがて中学を卒業する頃に今は無き「りぶる」というシャズクラヴに通い始め、ソプラノサックスの今泉さんのグループで始めて生の演奏を聞きました。
当時のジャズ系の人にしては珍しく、サンバーストのテレキャスターカスタム。
アンプとスピーカーもセパレートで白髪のポニーテール。
いつと笑顔で、演奏が盛り上がってくるとぴょんぴょん飛び跳ね。
フレーズは文字通り全部歌っていて、
中に鉄骨でも入ってるんじゃないかと思えるくらいの音、リズム、タッチ。
聞いていて熱くなったのを今でも思い出します。
それから何度か演奏もご一緒する機会があり、
SOLIVEとkankawa122のツアーの打ち上げに遊びに来てくれたり。
本田珠也さん率いるPLANET Xを見に行ったり。
是方さん、俺、津村さんという3ギターもありました。
その日是方さんも俺も、気持ちいいくらいバッサリ斬られたのを覚えてます。
何をしても津村さんの歌心にはかなわなかった。
ギター弾きなんて繊細でしかめっ面、とっつきづらい人が多いのですが、お会いするといつも笑顔で話しかけてくれる、貴重な先輩でした。
近年は何のご縁か、晩年に津村さんとDuoで活動していた歌い手さんの活動ををそのまま受け継いで、レコーディング作業などにはいることもありました。
晩年の闘病生活は本当に辛かったと思います。
どうぞ安らかにお眠りください。
津村さん、ありがとうございました。
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